秀丸エディタ



秀丸がインストールされていないパソコンは触りたくない…と思うほど、私にとって空気のようなテキストエディタです。
Windows 3.1の頃から愛用しています。 私は文章を書く仕事をしていますので、もしかすると、もっとも長い時間操作しているソフトのひとつなのかもしれません。小説家のような文筆業の方々が万年筆など筆記具にこだわるように、私も秀丸以外のソフトで文章を書きたくありません。

秀丸の特徴は、カスタマイズの自由さと、強力なマクロ機能です。Vz-Editorの時代から指になじんだキーアサインは抜けませんので、ダイヤモンドカーソルができないソフトはもう、それだけで鳥肌が立っちゃいます。Vzといえばcmosさんはお元気でしょうか…いえ、私のことなどご存じないでしょうが、MS-DOS時代にはVzのお世話になりました。実は調布宴会でcmosさんにサインをいただいたこともあります。確かVzのマニュアル本即売会みたいな席だったと思います。

よくパソコン誌などに操作画面の写真が載っていますよね。実は、ほとんどの場合、あれもライターの仕事です。ライターがテキスト原稿を作成するのと一緒に自分のパソコン画面をキャプチャして編集部に送るのです。たいていの場合は「もっとも標準的な画面設定でお願いします」と言われます。つまり、独自にカスタマイズした画面はパソコン誌の写真として使えないのです。ところが最近では、秀丸のアイコンが写っていてもOKのケースがあります。もちろん、うるさい編集者は細かくチェックしてくるのでしょうが、そうでない編集者もぼちぼち出てきたということです。たとえばエクスプローラの画面をキャプチャするとしますよね。そのとき、テキスト ファイルのアイコンが秀丸であっても「まぁ、いっか…」となることもあります。秀丸がオンラインソフトの域を超えて、誰もが認知するソフトに近づいた証でしょう。

そういえば何かの本(だったかな)で読んだのですが、秀丸の作者斉藤さんは、さいしょ秀丸に「秀太郎」という名前を付けていたそうです。ところが、ワープロの一太郎にネーミングが似ていると指摘されて「秀丸」に変更したらしいです。あ、そうか、確かずいぶん前の「ざべ」に載っていたネタです、これ。「ざべ」はおもしろいパソコン雑誌でした。技術色の濃い雑誌でしたが、また細かいことにもこだわる内容で、日本人の名字のうち、どれがどのIMEで正しく変換されるか…なんて記事もありました。config.sysの自慢コーナーも「ざべ」だったかな?俺のconfig.sysはフリーメモリ領域が何バイト多い…とか、遙か昔MS-DOS時代の話です。最近のWindowsユーザーはご存じないでしょうね、config.sysなんて。「EYE-COM」も好きでしたね〜。今は編集部がそっくり「週刊アスキー」に移ったそうですが、やっぱり私は「EYE-COM」が好きでした。『CPUの発熱を調べる』という企画では、実際にCPUの上で目玉焼きを作る実験をしていました。しかも、1回目の企画で焼き加減に不満があったのか、何号かあと同じ企画をしたときには、CPUの大きさに合わせた専用のミニフライパンを用意したそうです。パソコン誌を読んで大笑いしたのは「EYE-COM」が最初で最後です。

秀丸の話でしたね……とにかく、まぁ、オンラインソフトレビューの1本目に書くほどですから、私の中でNo.1なのは間違いありません。

秀丸エディタのサイトはこちらです→http://hidemaru.xaxon.co.jp/