メールの送受信や、HTTP・FTPなどの機能を提供してくれるDLLです。これがフリーソフトなんて信じられません。ただし、アイコンをダブルクリックすると専用のダイアログボックスが表示されるようなアプリケーションではありません。VBやVBA−もちろん他のプログラミング言語も−で作成するプログラムやマクロから使用するソフトです。そういう意味では一般的なオンラインソフトではないかもしれません。BASP21を利用したExcel VBAのサンプルも、そのうち書こうと思います。
BASP21を使うと、ExcelのVBAでも簡単にメールの送受信マクロを作成できます。それこそもう、拍子抜けするくらい簡単に。現在のビジネスで、もはやメールは必須のコミュニケーション・ツールですから、自分の使いやすい自分だけのメールソフトをプログラミングできれば、これほど便利なことはありませんね。
私がメールを始めたのは90年か91年頃だったと思います。まだ日本ではインターネットなどほとんど知られておらず、そもそも電子メールすら「何それ?」と言われる時代でした。いえいえ、それどころか「趣味はパソコンです」などと女性に打ち明けようものなら「ふ〜ん……オタク?」と、2〜3歩後ずさりされたものです。"一家に一台"なんてとんでもない。パソコンを持っているだけで"マニアック"と噂されたのをよく覚えています。
その頃の電子メールは、今のようにインターネットを通じて誰にでも送信できるものではなく、特定のパソコン通信内で、その会員同士がメッセージを交換するシステムでした。たとえば、NIFTY SERVE内ではNIFTY SERVEの会員同士でのメール受送信が可能で、日経mixのメンバーに電子メールを送るときはmixにアクセスしなければなりません。今のように、1つのメールソフトで複数のアドレスを管理するなんてことはできなかったんです。オフ会などでもらった名刺には、よくNIFTY SERVEのアドレス、PC-VANのアドレス、mixのアドレス…など数行のアドレス欄が記載されていました。それでも電子メールの便利さは言うまでもなく、"マニアック"な人たち以外の誰にでも自由にメールできればいいのにな…と夢見たものです。
当時は、そうした夢を語っても「そんなの無理に決まってる」と一蹴されました。すでに電子メールを使っている人は、パソコン通信間の壁をよく理解していましたし、まだ電子メールを使ったことのない人は「だって電話があるし、電子メールなんて必要ないし」と冷ややかに笑います。「いや、そうじゃないんだ。電子メールってのは電話より便利で、きっとこれからは普及するに違いない」と私は何度も訴えたものです。最近の電車内などで、当時電子メールを活用しているだけで私を"オタク"扱いしたような若い女性が、ごく当たり前のように携帯でメールを打っている姿を見ると、私はときおり心の中で「ほらね」とつぶやきます。
BASP21のサイト(ダウンロード)はこちらです→http://www.hi-ho.ne.jp/babaq/basp21.html
update :: 2004.03.06
